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低用量ピルを用いたニキビ治療

人間は人と対面したときに高確率で顔を見て、その人が誰であるのかを認識します。

最初に感じたインパクトは記憶として強く刻まれ、顔と名前を覚えたりどんな人なのかをいつまでも覚える習性があります。

そんな時に顔にニキビがあればそれも相手に記憶されることから、できる限り清潔にして綺麗にしたいところです。

ニキビとは皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴に詰まることが原因で酸化し、アクネ菌が増殖して炎症を起こした状態を指します。

アクネ菌は皮脂を栄養にして増殖してポルフィリンを排出し、紫外線の影響によって活性酸素が発生してさらに炎症を悪化させます。

また、メラニン色素の産生が促されシミやくすみの原因になるほか、炎症が治まっても色素沈着が発生することもあります。

ニキビの発生には一部誤解があり、皮膚や毛穴が不潔な状態であれば発生しやすいのはもちろんですが、どんなに清潔にしていても体質によっては発生してしまうのがやっかいです。

しかし、ニキビのある顔を見られると不潔であるという印象を与えてしまいかねないことから、深刻に悩んでいる方にとってはセンシティブな問題です。

ニキビ治療は軽度なものであれば通院し、ビタミンC誘導体などの投薬で完治させることも不可能ではありませんが、深刻な炎症で重度となれば専用の医薬品や抗生物質なども効かなくなってしまいます。

その次に段階では抗炎症作用を持つ薬品の注射をして直接アプローチしたり、抗男性ホルモン薬を服用して皮脂腺の活動を抑制する方法もあります。

ただし、抗男性ホルモン薬はホルモンの分泌のバランスが変わってしまうケースもあることから、体質によっては利用することができません。

その他の方法にはメスを入れたりレーザーを照射して除去をする方法もありますが、高額な費用の割には納得できる結果とならなかったり、除去できたとしてもメラニン色素の産生が促されてシミが残ってしまうリスクもあります。

そんな中で低用量ピルを用いたニキビ治療が登場し、大きな注目を集めています。

低用量ピルは女性ホルモンをコントロールすることが可能ですが、この機能を応用してニキビ治療を行います。

軽度のニキビの場合はおおよそ1ヵ月程度で完治し、重度の場合でも3ヶ月程度でほとんど目立たなくなりメイクで隠せる程度になります。

特に軽度の場合は根治率が95%以上と高くなっており、早い段階での治療であるほど予後が良いのも特徴です。

クリームを塗布したり抗炎症作用のある注射をするような外的なものではなく、1日1錠低用量ピルを服用するだけのお手軽な方法で身体の中からアプローチしてニキビ治療を行うことが可能です。

その一方で、これらの方法を実施しても日頃からのケアを怠らないことが大切です。

バランスの良い食事と適度な運動、十分な睡眠を取りストレスを溜めないように生活することが大切で、就寝中には成長ホルモンの動きが最も活発となり、お肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーが促され古い角質や皮脂を排出して新たな綺麗な肌を作り出します。

また、アクネ菌が排出するポルフィリンは紫外線の影響で活性酸素を発生して炎症を進行させてしまうことから、できるだけ太陽にあたらないようにするのがおすすめです。

喫煙をする方も注意が必要で、タバコを吸うことでビタミンCが失われてしまうほか、ニコチンの作用で血管を収縮させることで栄養や酸素が行き渡らなくなり、ニキビが発生したり悪化させる原因となってしまいます。

低用量ピルを用いたニキビ治療は、女性ホルモンをコントロールして皮脂腺の活動を抑止して原因の根本から解決できる方法のひとつですが、同時に総合的なケアを実施することも大切です。

最終更新日

低用量ピル , 喫煙 , 生活習慣